2010年 04月 25日
はしるチンチン
しりあがり寿さんの絵本。
コウキくん三さいが主人公のものがたり。
ある朝、おかあさんがパジャマをきがえさせるスキにフルチンのままかけだしたコウキくん。
いつもの町を、野原を、もとの町よりなんばいもおおきな町を、海を、みしらぬ国を、満天の星の中を、最後は光そのもののようになって‥‥
コウキくんがフルチンで駆けているあいだに見える風景や、そこで起きている出来事や、フルチンのコウキくんを見た色んな人たちの気持ちが、じわじわとせまってきて泣きじゃくりたいような気持ちになった。
満天の星を走り、光そのもののようになっていくコウキくんが、すごくよい。
しりあがり寿さんの漫画は、わざとゆるめな絵にシュールだったりナンセンスな話しの中に深い意味を感じることが多い気がするのですが、絵本ではまっすぐな表現をされています。
よみきかせに持っていこうかなと声に出して読んでみたら、泣けてきて困った。
男の子たちは“チンチン”ってだけでおおよろこび。な予感(>_<)
by minako-info
| 2010-04-25 11:40
| from mina