2014年 08月 04日
青森ねぶた祭り
8月2日から青森ねぶた祭りが始まりました。
きのう青森ねぶた祭りを観ていたお友だちから写真が届きました。
去年は退院から仕事復帰まで何日間かあったので、写真を送ってくれたお友だちの家に泊めてもらい久しぶりにねぶた祭りを観ました。
大きな勇敢なねぶたがつぎつぎと街を練り歩き、ねぶたを引っ張る威勢のいい人たち、跳ね人たち、囃子方、大勢の観客のエネルギーに押されて、気づけばラッセラ〜と声を出していました。
ほんとうに久しぶりに大きな声を出したと感じました。
東京にもどる前日。実家に近い五所川原市の立侫舞多まつりへ弟家族が連れて行ってくれたので1歳の姪っこを抱っこしてヤッテマレ〜ヤッテマレ〜と声を出して祭りを楽しみました。
ちいさい子を2、3人は抱えるくらい頑丈だったのに回復途中のからだから流れる汗は尋常じゃなかったけれど、初めて観る甥っこと姪っこをかわりばんこに抱っこして立侫舞多を観れたことが何よりもうれしかったです。
立侫舞多祭りに毎年参加している演歌歌手の吉幾三さんのヤッテマレ〜ヤッテマレ〜も聞けました。
城下町、弘前市のねぷた祭りの始まりは、戦さで亡くなった武者たちの霊を鎮めることから起こったと云われていることもあり、お囃子も魂の奥に響くような厳かさがあり、ねぷたも扇状。幻想的で女性的な華やさもあるお祭りです。
お友だちの家族が夏休みで青森に訪ねてくれたとき、青森ねぶた祭り、五所川原立侫舞多祭り、弘前ねぷた祭りを観て弘前ねぷたが大人っぽくて好きだと話していました。
わたしが初めて観たのは小学校低学年のとき。一緒に暮らしていた祖母が弘前の人だったので、おばあちゃんによく似た妹の大叔母さんに会えて、大きないちごの乗ったケーキを食べたのを覚えています。(笑)
京都の町家のような弘前も城下町なので、そんなお家の2階からねぷたに手が届きそうな近さだったこと、こどもにも幻想的にしっとりと美しく感じたことを記憶しています。
青森ねぶた祭りと五所川原立侫舞多祭りは、戦さへいざ出陣のお祭りです。
その違いもとても楽しめると思います。
青森の人はねぶたのお囃子を聞くと、ねぶたの血がジャワメグ。(ジャワメグは騒ぎだすという意味です)
お囃子もねぶたも昔と変わらないのが、ほんとうにうれしいです。
これからもずっとそうであって欲しい。
ねぶた師は夏に向けて一年中ねぶたの製作をし、一生をねぶたに捧げて生きています。すごいことだなと思う。
副業を持たないと暮らしていけない人も多いけれど、それでも前年よりは良いねぶたを作りたい一心で、みんなを驚かせたいという情熱でがんばっている人たちがお祭りを支えていることも忘れないでいたい。
女性のねぶた師、若いねぶた師も力をつけて活躍している。
青森はねぶたが終わると、もう秋がそこまでやって来ていると感じます。
そのあとは厳しい長い冬が待っています。
一瞬の夏を思いっきりよろこび、ねぶた祭りをこよなく愛する豆に働く青森の人たちの今年も良い夏でありますように。
わたしも遠く離れても、耳を澄ましてねぶた囃子を聞いています。
機会がありましたら、ぜひ夏の青森へお訪れてみてくださいませ。
★青森ねぶた祭り
8月2日(土)〜7日(木)
★五所川原立侫舞多祭り
8月4日(月)〜8日(金)
★弘前ねぷた祭り
8月2日(土)〜7日(木)
by minako-info
| 2014-08-04 11:28
| from mina