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贈る言葉

先週、ドラマ『金八先生』の最終回をやっていた。
最初のたのきんトリオが出たシリーズはもちろん、そのあとの腐ったみかんのシリーズも(そんなタイトルじゃないけど..)まだ小学3年と5年の時だったけれど『北の国から』とともに毎週楽しみに見ていた。
当時、ドラマに出演する俳優陣をはじめ脚本家も演出家も映画の世界で生きてきた人たちが多く作っていて贅沢な時代だったと思う。
テレビドラマは大人っぽい世界を垣間見れる場所だった気がする。
すこし先の未来だったり、成熟した世界をこどもは見て想像する。
こどもも生きることのつらさはいっぱいあった。
いまは本や映画や音楽や、自然や、あらゆるものが生きることの励ましになっていると思えるが、こどもの頃はどう対処してよいかわからず、術もなく途方にくれていた。
そこできっと『北の国から』の純くんや蛍ちゃんに、『金八先生』の3Bの生徒に自分を投影して見ていたんだろう。
『金八先生』は脚本がピタッとくるシリーズは金八中毒になります。思春期ものにかなり弱いんもんで(笑)
何年前になるかな?ジャニーズ事務所の風間くんが演じた兼末謙次郎が出たシリーズは、内容が深く重かったけど目が離せなかった。
上戸彩が演じた性同一障害の生徒が出ていたシリーズもよく見ていた。

ドラマの最終回、恒例の金八先生が3年B組の卒業生1人1人に言葉を贈る。漢字一文字を選び、金八先生と生徒が卒業まで続けていた交換日記のノートにその字を書いて、その子に渡す。
その漢字をどうしてその子に選んだのか、漢字の成り立ちや意味も含めながら贈る言葉を伝えていく。
生徒は、まっすぐな視線を金八先生に向けて真剣に聞いている。聞いているうちに、みるみる生徒の瞳は涙でいっぱいになる。
金ぱっつぁんも涙と鼻水が流れ落ちてもなかなか拭おうとしない。
この最終回、演技と素が入り交じって何ともいえない一体感を教室全体が醸し出す。
ご多分にもれず3Bの一員になっている自分がいます。
さよなら!と先生が最後にみんなに言う。
さよなら!はまるで、飛び立て!と言っているようだった。

いくつか印象に残った字があった。
覚えているいくつか。

『笑』という漢字は、神様の前で必死に願い事を、祈りを全身に込めて踊りを踊る女の人が表されているそう。
たしかに大切な人が元気のない自分を笑わせてくれたときなんか、笑ったあとに思いっきり泣きたくなるくらいの気持ちが込み上げる。人を笑わせたい喜ばせたいって気持ちは、しあわせを願う祈りなのかもな。笑いは奥が深い。苦しいときこそ笑おうってよく思う。なかなかうまくいかないけど。

『食』は見た通り“人が良い”と書く。ちょっぴりぽっちゃりした女の子の生徒に贈って“怒るなよ!”と言いながら話した言葉がよかった。人が良いって書いて食べるって字になるなんて素晴らしい。

『優』は“人が憂いをもつ”と書く。悩みから逃げずに悩みのそばにしっかり立つこと。そういう人が人に優しくなれる。

『情』は“心が青い”と書く。青は澄んだ綺麗さをあらわす言葉。なさけのある人は綺麗なんだと話した。
他にも『嬌』とか『直』とか好きだなぁ..と思ったけど、ちょっと忘れてしまった。

いまの自分に、いちばんありがたかったのが『歩』。
歩くは、前に進むのに、少し止まると書く。
少し止まってゆっくり歩いていけばいいんだ。ゆっくり生きていきなさい!という金八先生の言葉になんだか救われた気がした。

誰かが生きていく力になるような言葉を、ちゃんと伝えられることが出来る人になりたい。わたしは、どんな字だったらうれしいかなぁ…

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by minako-info | 2008-03-26 16:29 | from mina