2008年 04月 11日
三代目 図案辞典
ただペラペラと眺めているだけで好き。
この本は、三代目になります。
初代はたしか小学校2年生のとき、風邪をひいて病院に行った帰りに五所川原の鶴常書店という本屋さんで母に買ってもらった。
こどもの頃、病院帰りは決まって本を買ってもらえるので注射も嫌じゃなかった。
そのすこし先に起きる喜びを想像してたので(笑)
二代目は、東京に住み始めた年に買った。三代目は2年前に帰省したときに、ニ代目があまりにボロだったので買った。
野ばら社の『図案辞典』は、手のひらサイズ。初代はたしか500円くらいだった。いまでも600円。
日本の季節や行事の絵、人物や動物の絵、植物や野菜や果物の絵、それから乗り物や建物の絵から図案文字や文様などもぎっしりと載っている。
初版が1949年だから、60年ほど前の絵でかなり古いんだけど、そこが好き。安心するような絵なのだ。
6人の画作者の名が最後のページにあるけど、有名な人は1人もいない。そこも好き。
世の中にたくさんある挿絵とかイラストカット集とはまったくちがうものだ。
日本のささやかなよいものが詰まっている感じ。だからロングセラーなのかもなぁ…。
小さいときから変わらず、眺めたりノートに真似して絵を描いてみたりする。地味な遊びだけど、そういうことが昔から好きだ。
旅のおともに好きな小説や随筆の本と、図案辞典を持って行ったりもします。
by minako-info
| 2008-04-11 07:32
| from mina