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<   2008年 04月 ( 11 )   > この月の画像一覧

ゆったりとした肯定

日曜の夕方、近くの区民センターに区長選挙の投票に行った。久しぶりに行った選挙の投票所。なんだか不思議な雰囲気だった。
公正な投票を見届るためにいる老若男女の人たちは、白い布をかけたテーブルとパイプ椅子に6人ほど並んで座っていた。さほど神妙な表情でもなくリラックスしている感じ。だからといって6人はそんなに打ち解けている様子もない。顔は笑みを浮かべている。
投票したい候補者の名前を用紙に記入して投票箱に入れる。その一部始終を見ている6人…不謹慎だけど、笑いたくなって困った。

昔、漫画家の蝦子さんが、テレビで話していたエピソードを思い出した。蝦子さんが、自分の親のお葬式に出席したとき、お坊さんのお経をみんなが神妙な顔をして聞いているのがだんだんと面白く見えてきて、つい堪えきれなくなって噴き出してしまって、兄弟にこっぴどく叱られた話しをしていた。その話しをしている蝦子さんも笑っていた。

何年か前。祖父のお葬式で、まだ小学校に上がる前のめいっこがお経の木魚に合わせてリズムを取りながらおどけて見せるので、じいちゃんっ子だった私はお経を聞いて涙を流していたのに、めいっこの姿に笑ってしまった。

投票した帰り、近所の古本屋で宮沢章夫さんと長嶋有さんの本を買う。このお2人の文章はもちろん素晴らしいんだけれど、すこし投票所の醸し出していた雰囲気に似ている。まだあの妙な空間を引きずっていたから選んでしまった気もする。
映画だったら、さしずめアキ・カウリスマキ監督の世界だなぁ!うん、ピッタリ。

宮沢章夫さんの文章は、とんでもないときに思い出して笑ってしまい尾を引く。
本のいちばん初め「人はときとして、九州人になる」から興味深かった。
ああそうかも…極端だけどそうだな…と妙な説得力がある。
人に九州人が出現するのは、風呂上がりだと断言していた。それから、ごく粗雑な定説だとしながらも、経済や商売の話しをするときに、人はしばしば関西人になるという説もあった。例え話しで、その九州人になったり関西人になったりするのが、いちいち青森出身の誰かだったりするのもおかしかった。
(ちなみに青森県人は自虐ネタを笑いにするのを好む。かなり不幸な話しを冗談にして、笑ってもらえたらうれしいと思っている。引かれる可能性も大だけど…。大好きな川島雄三監督の映画の底に流れるものに、その自虐を笑いに変える精神を感じる。軽妙洒脱なものから、心に深く染みる作品に。)

文章の最後に“だったら、人はどんなとき、東北人になるのだろう”と続く。宮沢さんが考えたのはこうだ。“ゆったりとした肯定”をするとき、人は東北人になる。
「うんだ、うんだ」これほど安心感の漂う肯定がほかにあるだろうか…とある。
肯定するなら「そうだ、そうだ」「その通り」でも、関西人になったっていいはずなのに、人は肯定するときに東北人を選ぶ。
例え話しで、東北の言葉などふだん使ったことがない熊本出身の人が「うんだ、うんだ」と突然言うのが面白かった。人はさまざまな人間を使いわける。そこには、哀しい人生の技術がある…と文章は締めくくられる。

“うんだ、うんだ”は、たくさんの言葉をかけられるより慰められる。“ゆったりとした肯定”って、いいなぁ。
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by minako-info | 2008-04-22 08:06 | from mina

弘前城の桜とりんごの花

弘前城の桜が咲きはじめたことを、弟の奥さんの義理の妹がメールで知らせてくれる。いつもより早く青森にも春がやって来てくれたようだ。
ちょうど同じ頃、りんごの花の写メールが青森の友だちから届く。東京にいながら青森の春の訪れを感じられてうれしい。どうもありがとう。
お花見の観光客が近年日本一を記録している弘前城とお掘りの桜は、ちっとも派手なところはないのに素晴らしい。木も花も生き生きと存在していて美しい。
それは、長い年月をかけて樹木医の方を先頭にして桜の木をしっかり生きていけるように努力を惜しまなかった弘前に住んでいる人たちの力だったりする。思いがちゃんと桜に伝わっている。
おおげさかもしれないけど“共存”って言葉を思う。

わたしは、同じ頃に花を咲かせてくれる可愛いりんごの花が大好き。山の麓にあるりんご畑には、きっと花咲かじいさんがいると思える夢みたいな景色。
列車の窓からしばらく続くりんご畑の満開の可憐な花を眺めていると、りんごみたいにほっぺが高揚して赤くなるのが分かる。心がふわふわと浮き立つ。ときめく。
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by minako-info | 2008-04-20 03:42 | from mina

苺の季節

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この季節の小粒なふぞろいの甘酸っぱい苺が好き。

東京の八百屋さんに、可愛い苺が並ぶ季節になりました。可愛い値段もありがたい。写真の苺も2パックで300円でした。

こどもの頃、庭に苺畑を母が丹精込めて作ってくれていた。苺の青い実がなると、今日は赤くなっているかな…と学校からもどると走って庭まで見に行った。
待ち遠しくて、すこしだけ赤くなった苺をもいで食べてみると、すっぱすぎてまだおいしくない。
真っ赤な苺をザルいっぱいにもいで井戸水で洗う。縁側にぺたんと座って満足するまで食べた。ニコニコがとまらなかった。
苺が八百屋さんに並ぶと思い出すこどもの頃のしあわせな記憶。
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by minako-info | 2008-04-15 00:55 | from mina

男の子と女の子の魅力

週末の深夜。
お風呂上がりにテレビをつけると音楽番組で、東京スカパラダイスオーケストラの面々が演奏していた。かっこつけてるのがカッコよくてみんな気持ちよさそうで、テレビの前でついからだが動いていた。その自分の姿から、昔の記憶がとつぜんよみがえった。

東京スカパラダイスオーケストラがメジャーデビューした年の夏、東京でいちばん最初に暮した古い木造アパートで発売されたばかりのスカパラのアルバムをよくBGMにして、タンクトップに短パン姿で汗ダクダクかきながら(エアコンなかったので…)洗濯ものを縁側に干していた光景がよみがえった。
日比谷の野音かどこかにライブも観に行ったと思う。
その時からメンバーも変わったり、オリジナルのメンバーも年齢を重ねてきたけど、このカッコつけかたがキマるのは男の子の特権だなぁ…と思った。(番組の演奏の間に挟まれるキョンキョンとの対談もよかった)

その翌日、ラジオで歌がかかると気になっていつのまにか好きになってたPerfumeが音楽番組でライブをやっていた。
3人の女の子が踊ってる姿をテレビで見かけるたび、歌だけじゃなくダンスの可愛いさにシビれた。
『マカロニ』って歌の詞と曲にキュン!ときていたので、振りもあまりにチャーミングでズキュン!ときた。
これは男の子達が夢中になるのも無理はないと思った(笑)
甘いだけじゃなく歌とダンスを鍛えてきた強さも3人のパフォーマンスから感じられる。
Perfumeは女の子だから出せる魅力だなぁ…と思った。
ちなみに『チョコレイト・ディスコ』って歌も最近お気に入り。

10数年前。
住んでいたアパートのすぐ近くの公園の小高い丘で、夕方になるとスカパラのリーダーの谷中さんが毎日練習していた。
管楽器の音が暮れる公園に響くと、散歩したりアルバイト帰りに公園を近道にして帰るわたしの耳に心地よいBGMになっていた。
カッコつけて様になるのは、日々の努力の積み重ねだなぁ…って練習する音を聞きながら思ったものだった。
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by minako-info | 2008-04-14 05:09 | from mina

チョコチップクッキー

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めいっこのアメリカ土産のチョコチップクッキー。クッキーがダンスしてます♪

めいっこのお姉ちゃんのほうが、春休みにアメリカに短期留学に出かけたお土産が届く。
チョコチップクッキーと、青森の地方新聞に顔写真と体験記が載ったらしく、その新聞記事もめいっこの母親である姉が同封してくれた。
キリッとした表情のめいっこは、何だか自信に満ちていてお正月に会ったときより大人の顔をしている。
体験記を読んで感心する(完全なおば馬鹿…)中でも、同郷のアメリカの大学で名誉教授をしている木立随学先生にお話しを聞いて『どんなにつらいことがあっても、それを薬にしてがんばればいい』という言葉が深く心に残っています…というところがよかった。
英語に苦労したことや楽しかった出来事や、ホストファミリーが本当の家族のように接してくれたことに感謝の気持ちも書いてあった。
10人の派遣された中学生たちを“親善訪問団の中学生大使”って名前があるのが可愛いかった。
めいっこに会ったら、楽しくてよかったね!って言ってあげたい。それから完璧にうざがられるのが目に見えるようだが(笑)抱きついて頭なでなでしていっぱい誉めてあげたい。

お土産のチョコチップクッキーは、砂糖なしのコーヒーとぴったりで甘くて美味しかった。
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by minako-info | 2008-04-12 02:49 | from mina

庭に芽吹いたふきのとう

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庭に芽吹いたふきのとう。

実家の庭のふきのとうが、地元の広報誌の3月号表紙になったと姉から知らせが届いた。
枯れ草の中に若い緑が現われると、半年近く真っ白な雪の中で暮らしていた人たちの暮らしにも色が加わる。
見つけたとき、たまらなくうれしいんだよなぁ…足元は雪解け水で泥のぬかるみにハマってたりもするんだけど(笑)
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by minako-info | 2008-04-11 16:58 | from mina

三代目 図案辞典

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ただペラペラと眺めているだけで好き。

この本は、三代目になります。
初代はたしか小学校2年生のとき、風邪をひいて病院に行った帰りに五所川原の鶴常書店という本屋さんで母に買ってもらった。
こどもの頃、病院帰りは決まって本を買ってもらえるので注射も嫌じゃなかった。
そのすこし先に起きる喜びを想像してたので(笑)

二代目は、東京に住み始めた年に買った。三代目は2年前に帰省したときに、ニ代目があまりにボロだったので買った。

野ばら社の『図案辞典』は、手のひらサイズ。初代はたしか500円くらいだった。いまでも600円。
日本の季節や行事の絵、人物や動物の絵、植物や野菜や果物の絵、それから乗り物や建物の絵から図案文字や文様などもぎっしりと載っている。
初版が1949年だから、60年ほど前の絵でかなり古いんだけど、そこが好き。安心するような絵なのだ。
6人の画作者の名が最後のページにあるけど、有名な人は1人もいない。そこも好き。

世の中にたくさんある挿絵とかイラストカット集とはまったくちがうものだ。
日本のささやかなよいものが詰まっている感じ。だからロングセラーなのかもなぁ…。
小さいときから変わらず、眺めたりノートに真似して絵を描いてみたりする。地味な遊びだけど、そういうことが昔から好きだ。
旅のおともに好きな小説や随筆の本と、図案辞典を持って行ったりもします。
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by minako-info | 2008-04-11 07:32 | from mina

パラノイドパーク

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ガス・ヴァン・サント監督はいつも魅力的な美しい少年を見つけ出す。

東京に住みはじめた頃、当時18、9歳だった私は近くの渋谷の映画館でこの監督のメジャーデビュー作とも言える『ドラッグストア・カウボーイ』というタイトルの作品を観た。(映画は今も昔も1人で観に行くのがいちばん好き。作品によっては好きな人と行くのも好きだけど)
たしかウィリアム・バロウズが原作の映画で、高校生の頃から好きだったマット・ディロンが主演だったことが最大の目当てだった気がする。
バロウズの文学を映画にするのだから、ちょっとぶっ飛んだ映画だった。ドラッグをしている主人公は、あらゆるものが宙に浮いて見えていて、そのシーンがヘンテコで何となく記憶している。くだらないことに関しては小さいときから記憶力があって(だからあまり役に立たない)パンフレットの対談が、漫画家の岡崎京子さんとフライング・キッズのボーカルの浜崎さんだった。まじめにどうでもいい記憶…

いまやカンヌ国際映画祭でパルムドールや他にも数々の賞に輝き、世界中の映画ファンに最新作を心待ちにされるガス・ヴァン・サント監督なのだけれど『エレファント』をはじめ扱ってる題材はいつもかなりシリアスだ。
内容はともかく、この監督の描く少年はほんとうに美しいと思う。多感な年齢の大人でも子どもでもない人間を描かせたら右に出る者はいないってくらいに。
筋には関係なく、この監督が撮るスケボーをする少年をずっと見ていたい気がする。
ハイスクールの廊下を、少年達がただ横一列に並んで歩いてるだけで綺麗なのだ。
グレーのパーカーや縞のポロシャツや、なんでもないTシャツやキャップやスニーカーが、若者の最高の盛装なんだと思わせる。カッコいいんだよなぁ。何なんだよって思う(笑)音楽もよいから結局ガス・ヴァン・サント監督の世界に引きずりこまれている。それもスマートに。

決して熱心なファンではないのだけど、予告編を観ただけで揺さぶられた『パラノイドパーク』は、今月12日から20年近く昔もガス・ヴァン・サント監督の映画を上映していた渋谷の街で観れます。

なんと撮影監督は『2046』や『花様年華』などウォン・カーウェイ監督の映画でもお馴染みのクリストファー・ドイル。
予告編観ただけですが、ざらついた感じの淡い色の映像が好きだった。
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by minako-info | 2008-04-06 06:09 | from mina

ぐみ

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赤い木の実が好き。その中でもぐみは上位。

散歩の途中、近くの古本屋さんの100円均一コーナーで、フルーツ百科という本を買う。
くだものが大好きなので、色鮮やかなくだものが色んな形に盛り付けられたりカットされたり、美味しそうなデザートになっている写真を眺めているだけで楽しい。正直いえば食べたいけど(笑)
すももやいちじくやびわなど好きなものがコンポートにしてあるのが、いちいち美味しそう。作ってみたいけれど、きっと無理だ。安く出回る季節に買ったとして、家にもどったら我慢しきれずにぬるいままガブッと食べてしまうから。

写真のぐみは、ぐみ酒の作り方が載っていた。
実家のとなりんちに、ぐみの大きな木があって、実る季節になるとよくもいで食べさせてもらった。津軽では、ぐみを食べ過ぎると“どんづつっぱるぞ”(お尻が詰まるよ)と言われた(笑)たぶん渋が多い実だったからか、種を出さずに食べちゃう人もいたからなのかなぁ…
すぐりと、かっこみっこという赤い実も好きだった。夏に帰ると実家の庭に出て、ぬるい実を1人でずっと食べ続けてしまう。めいっこ達は、食べずにもいではわたしにくれる。
すぐりジャムも2年続けてめいっこ達と一緒に作った。2年目が美味しく出来た。
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by minako-info | 2008-04-05 23:55 | from mina
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寝そべったドラえもんにウィンクされ“大丈夫!!気楽にね”って言われたい。

杉並アニメーションミュージアムという場所で、日本を代表する漫画家、藤子・F・不二雄先生の展覧会が開催されてるそうです。
5月25日(日)まで。観覧料はなんと無料。

最近『まんが道』を読み直して、勇気をもらっていました。努力の賜物を惜しみ無く与えてくれて、楽しませてくれてたんだなぁ…ってあらためて感謝の気持ちが沸きあがった。たった2畳のアパートで新人時代のお2人が、夢のある作品を生み出そうと徹夜を続け漫画を描く姿に涙が出た。
『描くぼくが楽しみ、読んでくれる人も楽しむ、そんな漫画がぼくの理想なんだ』と生涯語り続けた藤子・F・不二雄先生。カッコいい。

『夢は無限 藤子・F・不二雄展』
場所:杉並アニメーションミュージアム
お問い合わせ:tel.03―3396―1510 杉並アニメーションミュージアム
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by minako-info | 2008-04-05 23:24 | from mina