2014年 04月 03日
こんぺい糖
週末にFMラジオでたった20分なのだけど毎週ぐうぜん聞いている藤原ヒロシさんの番組がある。ちがう番組のワンコーナーといった感じ。
いつもかかる曲がおだやかでさり気ないのに、ふっと気持ちがあがるような選曲で、さすがと思ってしまう。
藤原さんの作った歌も選曲した音楽が持つ魅力と通じる。現在はDJを辞めて音楽活動に専念しておられるようだ。
50歳を過ぎて、若いときからいろいろなことをやってきて一番やりたいことを出来ることは、何としあわせなことだろう。
1ヶ月前くらいに冬山に登山に行った話しをされていた。そのときに登山をコーディーネートしてくれた人が、登山する前に渡してくれた荷物の中に紙に包まれたこんぺい糖も入っていて、ほんとうに登山で疲れたからだに染み渡るように美味しくて、こんぺい糖ってすごいなと思ったという話しをされていた。
わたしも、こんぺい糖やちょっとなつかしいような日本のお菓子が好きで、この頃は歳をとったせいもあるのか、やたらと食べたくなるときがある。
そういうお菓子はだいたい祖父母がくれたとか、こどものときのしあわせな記憶とつながっていて、より美味しいような気がする。
こんぺい糖は、砂糖と下味のついた水分を原料に、表面に凹凸状の突起をもつ少球形の日本のお菓子。
ずいぶん前。ドキュメンタリー番組で観た京都にある日本でただ一軒の金平糖の専門店「緑寿庵 清水」の何代目かにあたる職人さんが途方もないほど根気のいる作業を黙々と長い間かけて金平糖を作る姿にとても感動したことがある。
先代が長年かけてからだで覚えた感覚を次の世代に伝承していくことは、これもまた根気のいることだと思った。
奇跡のような小球形をいつか食べてみたい。
by minako-info
| 2014-04-03 02:38
| from mina