2019年 01月 21日
ぶっすらど わらしっこ
ぶっすらど わらしっこ
ぶっすらどした わらしっこ
なに おもってらんだべなぁ
なぁに 気にいらなくてらんだへ
わ わがるんた気ぃする
そしたわらしであったどごで
じっと 一つばにらんで
じったどして そご動がね
わったど おやじさぷたがらいで
泣きてぐね 泣ぐものが
ぶっすらど じったど動がね
こどばよりからだっこしゃべてるんだな
そった じょっぱりだわらしっこ
(つがる言葉 訳)
ふくれっ面のこども
ふくれっ面のこども
何を考えているんだろうなぁ
何が気にいらないのかな?
わたしはわかる気がする
そんなこどもだったから
じっと一つをにらみつけて
じっとして そこを動かない
思いっきり親父に叩かれて
泣きたくない 泣くものか
ふくれっ面で じっと動かない
ことばよりからだで話しているんだよね
そんな 意地っ張りのこども
☆20代の頃にノートに書きなぐっていた津軽ことばの詩。何編かの詩は、最初に出版された本の写真エッセイ集に収録しました。つたない詩だけど、ひさしぶりに見つけて訳してみました。新しい年は言葉に関わることをしっかりと取り組んでいきたいので、津軽ことばの自分の詩の語りもやってみようかな..と思っています。
by minako-info
| 2019-01-21 12:08
| from mina